弓が震えなくなるトレーニング!【弦楽器奏者のために】

「弓が弦の上を滑ってしまって、いい音が鳴らない」
「緊張すると音が震えてしまう・・・」
そんな悩みを解決するために、今回は右手のボーイング改善する最強のトレーニングを紹介します!
このトレーニングは、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなど、弦を使う楽器奏者であれば誰にでも効果が上がります!

この記事はカラダ♮のYouTubeで発信している動画の内容を記事に直したものです。
映像を見た方がわかりやすい所も多々ありますので、ぜひ動画も参考にご覧ください!

はじめに

まずは楽器を手に取って、少し弾いておいてください。
トレーニングの前後で、自分の演奏がどのように変わるかを確かめるためです。
普段の自分の感じを確認しておいてください。

トレーニングの動き

1. 内旋の動き

右手で弓を持ち、右腕を体からまっすぐに伸ばします。そして、腕を内側、すなわち左に回転させて弓先を地面に向けます。
※腕を内側に旋回させる動きを「内旋」と言っています。
右腕を十分に内旋させたまま、肘を曲げずに腕全体を前後に動かしてください。

ポイント: 肘を真っすぐに保つことが重要です。多くの人は肘を曲げてしまいますが、真っすぐ保つことでより高い効果を得られます。

2. 外旋の動き

今度は、腕を外側に回転させて弓先を地面に向け、同じように腕を前後に動かします。
肘が曲がらないように注意しましょう。ゆっくりとした動きでやりましょう。

回数: 内旋と外旋、それぞれ10回以内で大丈夫です。リラックスして心地よい動きを目指してください。

効果を感じてみよう

トレーニングが終わったら、もう一度楽器を手に取って弾いてみましょう。
弓が以前よりもスムーズに動き、まるで弓が吸いつくような感覚が得られるはずです。

なぜ効果が出るのか

このトレーニングは筋トレなどに代表される「体に負荷をかけて、それを乗り越えることによって強くなる」というようなものではありません。
脳や神経を作り替えようとするトレーニングです。

私たちの筋肉は電気信号によって動いています。
脳や神経からの指令が筋肉に伝わり、動きになります。
一連の動きを通じて、脳や神経が活性化され、動きがスムーズになるのです。

練習の習慣に取り入れよう

右手のボーイングがやりやすくなったと感じた方は、毎日の練習前に今回のエクササイズを10回程度取り入れてみてください。

カラダ♮では、このように科学に基づいた楽器奏者のためのトレーニングを紹介しています。
今回は説明しきれなかった内容も、他の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
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