vol.38 “筋肉はおバカさん!?”【フェルデンクライス博士の言ったこと】

フェルデンクライス博士の顔

When a muscle is engaged in doing something, it can’t do something else.

筋肉は、何かの動作に携わっている場合、他のことができません。

— モーシェ・フェルデンクライス

引用著作 : The Master Move – p97

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カラダ♮の解説

当たり前に聞こえるかも知れませんが、とても大事な理解です。
筋肉には弛緩と収縮しかなく、弛緩している分だけしか収縮させられません。
簡単に言うと、Offになっている筋肉しかOnにできません。
どんな動きをするにしても、筋肉を使う必要があり、そして、使えるのはその時リラックスしている筋肉だけなのです。

フェルデンクライスのレッスンで、リラックスの重要性を強調するのはこのためです。
レッスンの動きの中には、ある程度力を必要とするものもあり、動かすことに注意が向きがちですが、実際には力を抜く練習をしていると言っても過言ではありません。

無駄な力が入ると、使える筋肉が少なくなり、どんどん動きづらくなります。
どんなに筋肉をつけても、痛みがあったり、思い通りにコントロールできなかったりするのはこのためです。
まずはリラックスから始めましょう。

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