When a muscle is engaged in doing something, it can’t do something else.
筋肉は、何かの動作に携わっている場合、他のことができません。
— モーシェ・フェルデンクライス
引用著作 : The Master Move – p97
カラダ♮の解説
当たり前に聞こえるかも知れませんが、とても大事な理解です。
筋肉には弛緩と収縮しかなく、弛緩している分だけしか収縮させられません。
簡単に言うと、Offになっている筋肉しかOnにできません。
どんな動きをするにしても、筋肉を使う必要があり、そして、使えるのはその時リラックスしている筋肉だけなのです。
フェルデンクライスのレッスンで、リラックスの重要性を強調するのはこのためです。
レッスンの動きの中には、ある程度力を必要とするものもあり、動かすことに注意が向きがちですが、実際には力を抜く練習をしていると言っても過言ではありません。
無駄な力が入ると、使える筋肉が少なくなり、どんどん動きづらくなります。
どんなに筋肉をつけても、痛みがあったり、思い通りにコントロールできなかったりするのはこのためです。
まずはリラックスから始めましょう。