vol.16 “忘れましょう!?”【フェルデンクライス博士の言ったこと】

フェルデンクライス博士の顔

Just as in eating, learning requires digestion.
In learning you find things that you can assimilate easily, and some that you reject.

食事と同じで、学びには消化が必要です。
学ぶ時、簡単に吸収できるものと捨ててしまうもの、どちらもあります。

— モーシェ・フェルデンクライス

引用著作 : The Master Move – p138

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カラダ♮の解説

以前、英語教師をしていた時の体験談ですが、単語を30個覚えなくてはいけないとして、最初から30個全てを覚えようとすると非常に難しいのです。
20~25個までは、比較的短時間で覚えられても、残りの数個がなかなか覚えられなかったり、覚えたと思っても定着しなかったりで、不思議に感じていました。

実は、何かを学ぶ時、必ず何かを忘れる必要があります。
モーシェの指摘によると、学習は消化と同じで、学ぼうとしたことの何割かを捨てる作業があるのです。
いれたものを全て吸収できるようには、そもそも人間がデザインされていないというわけです。

だからと言って、ぼーっとしていて良いとはなりませんが、行き過ぎた完璧主義からは自分を守ることができます。
みなさま、7割、8割でいいのです。
色々やって戻ってきたら10割できるようになっています。
次に行きましょう!

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